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IDが何でpinkeeじゃなくてpinkeeeかって?  もう使われてたんです(泣)


by pinkeee
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功名が辻 第28回「出世脱落」をみて

~適当あらすじ~
天下分け目の戦もひとまず区切りがつき秀吉は論功行賞を行った
一豊は今度こそ一国一城の主になれると確信。気持ちも舞い上がっている。
賤ヶ岳の七本槍とよばれる武将たちはその働きが認められいきなり3000石以上の加増、
中村一氏は二万石、堀尾吉晴は一万七千石への加増、それぞれに城が与えられた。
しかし、一豊には城どころかたったの300石しか加増されなかった。
このとき一豊の石高は3800石にすぎなかった。
すねた一豊は城勤めをやめ、家康に鞍替えをするかいっそ武士を辞めるか迷う。
千代は一豊を励まそうとがんばるが一豊はどんどんひねくれ
ついには娘にも心配させる始末。
千代も次第に思い迷ってしまう。

一方、三河の徳川家康は先の戦いで秀吉が勝ったことで
秀吉につくか戦うかを決めなければいけなかった。
しばらく熟慮した家康は時を待つと決める。
秀吉は論功行賞での家臣の反応を見て本当の家臣か否かで振り分けようとした。
このことで家康に寝返るか自分に最後までついてくるかを見極めていたのだ。
もちろんそんなこととは知らない一豊はあいかわらず城にも上がらず
自宅でふてくされていたのだが、千代が一豊の母である法秀尼をつれてきて
打開策を見出そうとする。
法秀尼は一豊の言い分を聞き、愚痴と嫉妬に狂う息子を激怒。
解脱したいなら死ねとつげ、そのことで目を覚ました一豊は
千代と共に生きてがんばることを決意するのだった。

・ストーリーについて
人間の欲とはおそろしいものだ。
3000石与えられても他の人が5000石与えられれば不満を洩らしてしまう者。
城が与えられずにすねてしまうもの、
少ない加増に代案を申し出て少しでも石高を増やそうとするもの・・・
たくさんもらっているにもかかわらず他人と比べてしまえばもらっている恩をも省みず
不満が出てしまうのは人間の持っている醜い部分であると共に
しかしそこでがんばることが出来れば大きな成長への糧となる。
秀吉の考えは家臣を見極める一点にあるのだが
家臣が増えればそのような問題が山のように増えてくるのは仕方ないこと。
そんな時一番いけないのは一豊のようにふてくされてしまい
まったく動こうとしない人間であり、これは非常に性質が悪く長びく。
賢い妻と厳しいやさしさを持つ母がいたために目を覚ますことが出来た一豊だが
嫉妬で家の存続すら危うくした危険な状態だった。

・演技について
一豊役の上川隆也氏のすねた演技は非常に上手だった(笑)
彼は以前に大河ドラマ「毛利元就」の嫡男の「毛利隆元」役の時でも
優秀な弟たちに嫉妬し父の期待に長く応えられなかった息子役を演じていた。
そういえばその時、父の元就を演じていたのが今回三成役の中村橋之助氏だったな。
いかに嫉妬していることを示すかというのは簡単そうでむずかしい。
何気なくみている場面一つ一つも出演者の名演技によって作られているのだと実感。
by pinkeee | 2006-07-17 10:45